みなとみらい夏休みラジオ体操2026@高島中央公園

地域活動訪問レポート
地域活動訪問レポート

7月20日、高島中央公園で開催されている夏休みラジオ体操にお邪魔しました。
FIFAワールドカップ決勝戦の朝。「みんな来てくれるかな?」そんな心配もあったそうですが、6時30分が近づくにつれて、公園には続々と人が集まってきました。この日の参加者は約130人。前日にはなんと150人もの参加があったそうです。

青く澄んだ空、クマゼミの大合唱、首からラジオ体操カードを下げた子どもたち。夏休みならではの朝の風景が広がっていました。このラジオ体操を主催しているのは、高島中央公園愛護会のみなさん。今年で10年目を迎えます。もともとは、ブリリアみらいコミュニティ(マンションの自治会)の行事として始まり、その後は、子どもたちを通じて他のマンションにも参加の輪が広がり、地域の様々な団体が加わりながら、開催を重ねてきました。

6時15分を過ぎると、役員のみなさんとボランティアの子どもたちが準備を始めます。丸いマンホールベンチの上には、お菓子や文房具、本、工作キット、ぬいぐるみなどの参加賞が次々と並べられていきます。実はこれらの多くが、参加者のみなさんによる“持ち寄り”です。開催期間中に一度、お菓子やグッズを持ち寄るのがルール。参加した子どもたちは、その中から1日1つ持って帰ることができます。

きれいにラッピングされた本。思わず開けてみたくなる工作キット。かわいらしいシールやぬいぐるみ。参加者が増えるにつれて、参加賞も多彩になっていきます。「みんなで持ち寄って、みんなで楽しむ」“お互いさま”の気持ちが見える素敵な仕組みでした。

このラジオ体操をお知らせするチラシでは、参加賞の持ち寄りだけではなく、ボランティアの募集も呼びかけています。参加する人も、支える人も、それぞれのできる形で関わる。チラシからも、そんな考えが伝わってきます。みんなでつくる夏休みラジオ体操が、地域の大切な行事になっていることが分かりました。
参加賞の寄付を届けに来た高校生に、「今までで一番印象に残っている参加賞は?」とたずねると、「ぬいぐるみです。参加賞が楽しみで毎日参加しました」と笑顔で教えてくれました。今年の皆勤賞は図書カード。小学校低学年のお子さんは、「ドラえもんの学習まんがを買うんだ」と楽しそうに話してくれました。

やがて、おなじみの音楽が流れ始めます。♪ ラジオ〜の声に〜いよいよ体操の始まりです。腕を大きく伸ばして、背筋を伸ばして、体をほぐしていく参加者のみなさん。第1も第2も、しっかりやるとなかなかの運動量です。背中を反らして空を見上げると、視界に入るのは高層マンション。大都会の真ん中なのに、どこか懐かしい夏休みの朝でした。

ひときわしなやかに体操されていた女性にもお話を伺いました。「以前はジムにも通っていたけれど、最近はウォーキングを続けています」ラジオ体操のあと、そのまま少し歩いて帰るのが日課なのだそうです。
子どもたちにも聞いてみました。「早起きはつらくない?」すると返ってきたのは、「全然平気!」「大丈夫!」という元気いっぱいの声。ラジオ体操のおかげで友達にも会えるし、夏休みでも早起きができます。

体操が終わると、子どもたちはさっそく公園で遊び始めました。シール交換を始める女の子。もらった工作キットで、さっそくこま回しを始める男の子。遊具周りにも子どもたちが集まっていました。あちこちで広がる、夏休みの一コマ。大都会のみなとみらいにも、昔から変わらない夏休みの朝の風景がありました。

ラジオ体操は、健康づくりの場であり、顔なじみを増やす場であり、子どもたちの夏休みの思い出を育む場でもありました。夏の日差し、海風とビル風、蝉の声、子どもたちの元気な声。そんな何気ない夏の朝を地域のみなさんが10年にわたって支えてきたことに、あらためて気づかされました。誰かが用意してくれるものではなく、参加する人、支える人が少しずつ力を持ち寄り、みんなで育ててきた夏の風景。高島中央公園の夏休みラジオ体操は、人と人のつながりや、この街の歩みを感じられる、みなとみらいの夏の風物詩のひとつとなっていました。
みなさん、ありがとうございました。

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