西区役所から、くらやみ坂を上り、野毛山動物園を抜けると見えてくるレンガ造りの堅牢な建物が、「横浜市野毛山荘」です。市内18区に1館ずつ設けられている老人福祉センターの一つで、市内にお住まいの60歳以上の方が健康で明るい生活を楽しむための施設です。
今日は、野毛山荘で人気の「趣味の教室」の一つ、「ぬり絵で絵画入門」を体験しました。月2回、半年間で全12回の教室です。講師は、にしとも広場の地域人材ボランティア「にしく街の名人・達人」でもある、成澤 朱未(なるさわ あけみ)さん。眺めの良い明るいお部屋で、10名ほどの受講者さんが、愛用の鉛筆・色鉛筆を揃え、楽しく、和やかに臨んでいます。


今日のテーマは「色環(しきかん)」。環を構成する12個の〇(まる)を黄色、赤、青、3色の色鉛筆だけを使って12色に塗り分けます。塗り重ねる色の順番、力の入れ方、塗る方向、成澤さんがテキパキとご指導くださいました。
きれいなグラデーションのできあがり!! と思いきや、ここからがプロの技。塗り終えた環をスマホで写して白黒に加工すると、力の入れ方による塗りムラが浮かび上がってきます。このムラを潰すようにもう一度、丁寧に色を塗り重ねていくと、より滑らかなグラデーションができあがりました。



教えていただく専門的な技にワクワクしながら、無心で色を重ね続けた2時間は、あっという間に終わってしまいました。今日の体験だけではもったいない・・・。続けて受講したくなりました。
卒業制作では、半年間で身に付けた様々な技巧を駆使して、絵画のような塗り絵作品に挑戦するそうです。「既に輪郭は描いてあるので、取り組みやすいですよ」と成澤さん。
成澤さんと受講生の皆さんとの会話には、心地よい穏やかな時間が流れていて、いくつになっても、学べる機会があることの楽しさを実感しました。リタイアしたら、こんな風に創作活動を楽しむ時間も作りたいな。将来の楽しみがまた一つ増えました。
心が豊かになる素敵な時間をありがとうございました。
