「ぴよぴよ」@山の上教会グレイスチャペル

地域活動訪問レポート
地域活動訪問レポート

戸部公園の近く、山の上教会グレイスチャペルで毎月第3金曜日の10時~12時に開催されている、お母さんとお子さんのくつろぎスペース「ぴよぴよ」にお邪魔しました。

広く明るいフロアには、おもちゃや絵本がいっぱい。静かな小上がり、授乳・おむつ替えコーナー、キッチンもあります。「ぴよぴよ」は2016年10月、親子さんがくつろげる空間をつくりたいと、牧師の原さんを中心に教会の皆さんが開設しました。その他、だれでも参加できるイベント、流しそうめんや地域の音楽家によるコンサートは、いつも大賑わいです。

原さんと担い手の男性Sさんは、10代からのお友達。ふたりともご自身のお子さんの育児に積極的に関わられた元祖イクメン。子どもと遊ぶのは大得意です。原さんの心地よい抱っこに、初めましての赤ちゃんも気持ちよさそうに眠っています。その間お母さんは、お産の体験談や、産後の生活の変化など、久しぶりに大人どうしの会話を楽しんでいます。

お茶とお菓子に気持ちが和むキッチンでは「ぶっちゃけトーク」に大輪の花が咲きます。子どもの成長に合わせ大人の生活スタイルも変化する子育て。先輩お母さんの「コツやワザ」は、ネットよりも断然実践的です。

県外から来られたばかりのお母さんは、子どもに楽しい経験をたくさんさせてあげたい・・・と、近くの色々な居場所を巡っています。「西区は子育てのコミュニティが充実していると思いますよ」とお話しくださいました。

保育園入園前からお馴染みのお母さんは、久しぶりの平日の夏休みを「ぴよぴよ」でのんびり過ごしています。外国からのご夫婦。「最近は自分の時間が無くて・・・。ここに来ると、パパと遊んでくれるので、少し時間ができます」とお母さんは嬉しそう。

「ぴよぴよ」は、みんなの優しい手に「わが子」を受け止めてもらいながら、大人は日々の頑張りをお互いに分かち合い、少しの間ひとりの大人に帰れる。一人ひとりにとって大切な「わたしの居場所」だと感じました。担い手さんどうしの信頼と尊重が土台にあるからこその居場所の柔らかさと心地よさを、今回の取材で体感させていただきました。またお邪魔させていただきます。ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました